2013年10月28日月曜日

今日の作品

次の天部は、
招杜羅大将像です。
子に続いて、丑が本来頭に乗っておりますが、描いていません。

この十二神将と十二支獣との関係はその12という数に由来があります。
本来、十二神将は薬師如来の眷属として、十二の大願を守護する役目を担っています。
その薬師如来は浄瑠璃浄土の中心でありその浄瑠璃浄土は月の世界から太陽の世界へと推移する天体の運行を反映した世界だそうです。それは、薬師如来の脇侍が日光菩薩と月光菩薩であることからも分かります。
12という数は太陽年を朔望月で割ることによって導き出したもので、それは時間の概念の基礎となる数ということになります。
そういったことにより、12という時間と密接な関係を持つ数字をもつ十二神将は、十二支獣とも根源を同じくするもととして、形作られるようになったのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿